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進路指導の先生方へ

日本人留学生の動向

アメリカで学ぶ日本の学生数
現在、アメリカの大学で正規学生として学ぶ日本人学生(学部学生のみ)は、およそ2万9千名です。日本のマンモス大学に相当する人数の学生が、全米各地の大学で正規学生として学んでいることになります。各高等学校から、毎年1−2名の学生が進路として、アメリカの大学を選択する時代となっています。

高校生にとって身近になった留学
高校で進路ご担当の先生方にとって、留学というと国内進学と対比して認識される傾向がありましたが、ホームステイなど海外生活体験機会の増加により、現在の高校生にとって、アメリカの大学が急速に身近なものとなっています。それに伴い、彼らは。アメリカ留学を国内進学との対比としてではなく、「進学」という大きな括りとして捉えるようになっています。

留学目的の変化
大学で自分のやりたいことを探したら、「自分にとってのいい大学がアメリカにあった」。留学理由として、従来の「英語力を身につけたい」から 最近急速に増加している理由です。留学目的の変化から、留学生の専攻も、従来の「英語」からビジネス、心理学、生物学、薬学、医学、スポーツトレーナー、航空工学、宇宙工学、芸術、美術へと大きく幅が広がっていることが特徴です。
留学というと、帰国子女などの特別な人の、特殊な進路として認識されがちでしたが、今の高校生にとっては、「進学」にすぎなくなっています。高校生とって、アメリカ留学が身近になったことより、今後先生方に、留学を含めた進路相談を希望する学生が増加することが予想されます。
進路ご担当の先生方には、アメリカ留学の実態をより正確ご理解いただけるよう、以下留学のデータとアメリカの大学システムについて、お知らせいたします。

1. 日本人留学生総数

38,712人(前年比8.3%減、全米の留学生総数の6.9%、国別では第4位)
日本人留学生は1994年度から1997年度まで国別では第1位を占めていましたが、中国やインドからの留学生数が急激に増えた結果、2002年度以降国別順位は4位へと下降しました。

2. 日本人学生の特徴

A. 日本人留学生の特徴

  1. 大学学部に留学する学生が大学院に留学する学生よりも圧倒的に多い
  2. 女性が男性よりも多い

以上のことがあげられます。
最近の傾向は、コミュニティカレッジと呼ばれる公立の2年制大学への留学(「公立2年制大学」参照)や、日本の高校を卒業後、アメリカの大学へ1年生(freshmen)から入学を希望する方が増えています。

B. 日本人留学生の人気志望専攻分野

  1. ビジネス(20.9 %)
  2. 社会科学(14.3 %)
  3. 芸術(14.1 %)
  4. 人文科学(4.6 %)
  5. 理学・生命科学(3.7 %)

C. 日本人に人気の高い地域
日本人に人気の高い州は以下のようになっています。日本人留学生の約半数が、以下の5州に集中しています。

  1. カリフォルニア州
  2. ニューヨーク州
  3. ワシントン州
  4. マサチューセッツ州
  5. ハワイ州

D. 日本人の志望理由・動機

  1. 英語力を向上させたい
  2. アメリカの大学で学ぶ経験をしたい
  3. 国際性を身に付け、視野を広めたい
  4. 様々な人々との交流を通じてネットワークを築きたい
  5. 留学経験を将来の仕事に役立たせたい
  6. 日本より学ぶ機会が多く、教育内容が多様で魅力があるから
  7. 将来、外資系企業、又は外国で働きたい
  8. 外国、特にアメリカで暮らすことに憧れていた
  9. 学位を取得したい
  10. ある特定の専門分野の教育の質・内容が日本より優れているから

※日米教育委員会データ2006

2年制大学

現在、アメリカには、2年制大学が約1,700校あり、全米の大学生の約39%が在籍しています。2年制大学には、コミュニティ・カレッジ(community college=公立)とジュニア・カレッジ(junior college=私立)の2種類があります。
アメリカの2年制大学の教育課程には、進学コースと職業訓練コースがあります。進学コースは、2年間の一般教養課程を終了したあと、4年制大学の3年次への編入が可能になります。
一方、職業訓練コースは、卒業後、実社会で役立つ専門的技術を身につけることができます。

コミュニティ・カレッジ
文字どおり、教育対象を地域住民(コミュニティ)に置いた学校で、18歳〜20歳の学生はもちろん、ビジネスマンから主婦まで、幅広い年齢層の人が通っています。科目数も多く、広い分野にわたる職業訓練コースを持っているので、生涯教育の場としても人気があります。
最近では、ジュニア・カレッジや4年制大学よりも授業料が安い、入学基準が比較的ゆるやか、などの理由から、留学生が年々増加しています。ただし、コミュニティ・カレッジは寮設備を持たないところがあります。

ジュニア・カレッジ
協会が運営するものや独立した組織が経営する学校など、さまざまなタイプがあります。ほとんどの学校が、学生寮を備えています。
また、アメリカの2年制大学は、カリキュラムが学期ごとに独立しています。したがって、学期ごとに入学のチャンスがあります。2年制大学は、課程を修了すると(Associate in Arts(A.A.=準学士)やAssociate in Science(A.S.=準理学士)などの準学士号が取得できます。

4年制大学

アメリカには、公立・私立を合わせて約2,500校の4年生大学(four-year college)があります。4年制大学は、大きく次の3つに分けられます。

  1. Liberal Arts College : 一般教養全般に重点を置き、大学院進学に備える大学
  2. University and College : 大学院過程をもち、研究にも力を入れている総合大学
  3. Specialized College : 専門分野に主眼を置く大学または単科大学

規模は、学生数500名ぐらいの小規模な大学から、5万人を超えるマンモス大学までまちまちです。
アメリカの大学の多くは、日本のように入学時に専攻科目を決めなくても問題はなく、1〜2年次に教養科目を履修し、2年次後半から3年次前半までに、専攻科目を決めるシステムになっています。アメリカの大学は、一般的に4年間で学士課程を卒業し学士号(bachelor’s degree. B.A./B.S.など)が取得できます。ただし、薬学、工学、建築などの専門分野では、学士号取得までに5年かかるケースもあります。 入学の基本条件は、高校課程を修了していることが必要になります。入学は、短大と同じように各学期ごとに可能で、大学や学部への編入も比較的自由です。2年制大学から、4年制大学編入することもできます。
それに、途中休学して、30〜40代になってから復学する人、あるいは卒業後、社会に出てから再勉強の必要性を感じて、もう一度大学に戻るケースなど、日本よりもさまざまな面で、アメリカの大学は社会に開かれています。

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